コンテンツ
- コードP0461とはどういう意味ですか？
- コードP0461の一般的な原因は何ですか？
- コードP0461の症状は何ですか？
- コードP0461のトラブルシューティング方法を教えてください。
- ステップ1
- ステップ2
- ステップ3
- ステップ4
- ステップ5
- ステップ6
- P0461に関連するコード
| トラブルコード | 故障箇所 | 推定原因 |
|---|---|---|
| P0461 | 燃料タンクレベルセンサーの範囲/パフォーマンスの問題 | 配線、燃料タンクレベルセンサー |
コードP0461とはどういう意味ですか？
OBD II障害コードP0461は「燃料レベルセンサー回路の範囲/パフォーマンスの問題」として定義され、PCM（一部のアプリケーションではパワートレインコントロールモジュール）またはBCM（ボディコントロールモジュール）が燃料レベルerユニットからの信号を検出すると設定されます燃料タンクの容量を超える燃料レベルを示します。
PCMまたはBCMは、燃料タンク内の燃料の量を「認識」しません。コントローラーが燃料レベルについて保持する唯一の情報は、erユニットによって生成された信号電圧から得られます。したがって、タンクが満杯であるか空であるかに関係なく、コントローラーはその状態に対応する事前定義された信号電圧が表示されることを期待します。つまり、短絡（またはその他の問題）がどちらかと矛盾する抵抗を作成することを意味します状態では、コントローラーはコードP0461を設定し、警告灯を点灯します。
別の言い方をすれば、ユニットの入力回路が完全に機能している場合、機械的な問題によりフロートアームの動きが妨げられている場合、通常コードP0461は設定されません。この場合に起こるのは、燃料計の読み取り値がタンク内の実際の燃料レベルの変化を反映しないということだけです。
操作に関しては、燃料レベル調整ユニットは可変抵抗器を使用して、タンク内の実際の燃料レベルを示します。実際的には、これは可動アームに取り付けられたフロートによって実現され、フロートの他端は可変抵抗器と接触しています。燃料レベルが変化すると、可動アームが上昇または下降し、アームの接点が可変抵抗器のさまざまな部分と接触します。
したがって、タンクが空の場合、抵抗器はそのアプリケーションの最小基準電圧を生成します。これは、電流が通過するための抵抗材料が多く、燃料ゲージに到達する電圧が低くなり、「空」の読み取り値が得られるためです。逆に、タンクが満杯になると、抵抗が減少し、燃料ゲージに送信される最大信号電圧に近くなり、「満杯」の読み取り値が生成されます。
燃料レベルerユニットの基本的な動作原理はすべてのメーカーでほぼ同じですが、この規則には2つの顕著な例外があります。フォードとGMは通常、電気抵抗を切り替えます。つまり、これらがオンになると、タンクが空のときに最大信号電圧が生成され、 逆に：タンクがいっぱいになると、最小信号電圧が生成されます。
以下の画像は、燃料ポンプキャニスターの典型的な構造を示しています。キャニスターの一部を形成する燃料レベルユニットに注意してください。すべてのレベルユニットがポンプキャニスターに組み込まれているわけではないことに注意してください。一部のアプリケーションでは、erユニットは個別にマウントされます。
注意：
現在のエンジンの負荷/速度、および他のセンサーから収集された情報が与えられると、PCM（パワートレイン制御モジュール）が予想する範囲内でセンサーまたは他のコンポーネントが動作しない場合、範囲/パフォーマンス関連コードが設定されます。範囲/パフォーマンスコードの考えられる原因は、影響を受けるセンサーまたはコンポーネントの動作に影響する配線の問題の結果である可能性が高いのと同じくらい簡単に、欠陥のあるセンサーである可能性があります。つまり、これらのコードでは、コードが参照する制御回路の一部としてのすべてのセンサーとコンポーネント。
コードP0461の一般的な原因は何ですか？
コードP0461の一般的な原因はすべてのアプリケーションでほぼ同じであり、これらには以下が含まれます。
注：一部のFord製品では、硫黄含有量の高い燃料により、可変抵抗器にワニスが蓄積し、抵抗器と可動接点間の接触が妨げられるため、コードP0461が設定されます。一部のアフターマーケット燃料添加剤は、ワニスの堆積物の除去に役立つ可能性がありますが、より良いオプションは、燃料レベルセンサーユニットの交換です。
コードP0461の症状は何ですか？
格納されたトラブルコードと点灯している警告灯を別にして、コードP0461の症状には通常、次のものが含まれます。
コードP0461のトラブルシューティング方法を教えてください。
注＃1： コードP0461の診断を試みる前に、アプリケーションが装備されているerユニットのタイプに関するマニュアルを参照してください。ほとんどの新しいアプリケーションには、指示針を偏向させるために変化する磁場に依存する磁気残量計が取り付けられています。基本的な動作原理はこれらのシステムで同じままです。つまり、ゲージ入力電圧を変える可変抵抗ですが、関連する抵抗は一般に他の設計で見られる抵抗よりもはるかに高くなります。
さらに、ほとんどすべての磁気残量ゲージは、GMが設定した例に従います。燃料レベルが低いほど、抵抗が低く、 逆に。また、磁気残量ゲージで見られる高速応答時間はその設計の関数であり、純粋な抵抗タイプのゲージで時々起こるような短絡を示していないことにも注意してください。
注＃2： 正しい抵抗値については、作業中のアプリケーションのマニュアルを必ず参照してください。すべてのメーカーの一般的な信号電圧は約5ボルトですが、燃料計の「空」または「フル」の読み取り値を生成する電気抵抗はかなり異なるためですアプリケーション間。
注3： コードP0461は、特に 燃料レベルERユニット入力回路、誤ったまたは不規則な残量ゲージの読み取り値は、erユニットと残量ゲージ間の短絡やその他の問題によっても発生しますが。
注＃4： ほとんどのアプリケーションの自己診断プログラムでは、自己診断テストを完了する前に特定の量の燃料をタンクに入れる必要があるため、コードP0461を診断するときは、燃料タンクの容量が25％から75％の間であることを確認してください。低い（または高すぎる）燃料レベルでこのコードを診断しようとすると、誤診や時間の無駄につながる可能性があります。
ステップ1
存在するすべてのコードと、使用可能なすべてのフリーズフレームデータを記録します。この情報は、後で断続的な障害を診断する場合に役立ちます。
ステップ2
燃料ユニットに関連するすべての配線とヒューズの位置、機能、色分け、および配線についてはマニュアルを参照し、すべての配線の完全な目視検査を実行してください。損傷、焼け、切断、短絡、腐食した配線、コネクタ、ヒューズを探します。必要に応じて修理を行い、すべてのコードをクリアし、システムを再テストしてコードが返されるかどうかを確認します。
注＃1： 場合によっては、すべての配線にアクセスするために、車両から燃料タンクを取り外す必要があります。車両のホイストまたはリフトでのタンクの取り外しはかなり簡単です。ただし、リフトを利用できない場合は、適切な定格のジャッキスタンドを使用してタンクを取り外しながら車両を支えてください。さらに、基本的な安全規則を常に遵守し、車両の燃料システムで作業している間は絶対に喫煙しないでください。
注＃2： 燃料タンクを取り外すときは、常にメモをとるか、すべての配線、燃料/真空ライン、およびその他のコンポーネントの配線と場所の写真を撮ります。再組み立て中に配線や燃料/真空ラインをつまむのは非常に簡単で、燃料/ EVAPシステムが機能しなくなる可能性があります。また、漏れやその他の問題の可能性を避けるために、再組み立て中にホースとラインのすべての接続を業界標準に合わせて行う必要があることは言うまでもありません。
ステップ3
配線やコネクタに目に見える損傷がない場合は、関連するすべての配線で抵抗、導通、接地、および基準電圧のテストを実行しますが、コントローラーへの損傷を防ぐために、燃料レベル調整ユニットをPCM / BCMから切り離してください。得られたすべての測定値をマニュアルに記載されている測定値と比較しますが、erユニットは正常に機能するために健全な接地に依存しているため、接地線と接続に特に注意してください。
ERユニットのアースを、バッテリーのプラス端子と車両フレームの適切なアース間の電圧降下テストと比較してテストします。 2つの電圧降下テストの差は、約100ミリボルトを超えてはなりません。値が大きいほど、入力回路の誤動作を示しています。必要に応じて修理を行うか、配線を交換して、すべての読み取り値が仕様の範囲内であることを確認し、すべてのコードをクリアして、コードが返されるかどうかシステムを再テストします。
ステップ4
すべての電気値が仕様内に収まっているにもかかわらずコードが続く場合は、ワイヤハーネスに接続しているシステムからユニットを取り外して、ユニット自体をテストします。アプリケーションに応じて、ゲージの指示針が「満杯」または「空」の位置に移動します。針は、いずれかのポイントを通過するか、ゲージのビルトインストップまで移動することに注意してください。
ゲージ針がこれを行う場合、erユニットと関連する配線の両方が完全に機能します。ただし、アプリケーションによっては、針がかなりゆっくりと移動する場合があるため、このテストから結論を引き出す前に、針が最大たわみ点に達するまで十分な時間をとってください。
ステップ5
erユニットのプラグを抜いても最大の針のたわみが発生せず、すべての電気値が仕様内に収まっていることが確実な場合は、erユニットに欠陥があると見なしても安全です。ただし、燃料レベラーユニットの交換は一部のアプリケーションでは他のアプリケーションよりも難しいことに注意してください-場合によっては、燃料ポンプキャニスターを固定しているロックリングを取り外すために特別なツールが必要になる場合があります。燃料タンクを取り外すための正しい（そして最も安全な）手順、または座席やカーペットなどのその他のアイテムを取り外してユニットにアクセスする方法については、常にマニュアルを参照してください。
通常、燃料ユニットは修理できませんが、アプリケーションの電気システムとの互換性の問題を回避するために、燃料ユニットをOEM部品とのみ交換してください。アフターマーケットユニットはアプリケーションに適合しますが、アフターマーケットユニットの抵抗定格が適合しているアプリケーションの仕様と一致しないことがよくあります。これにより、燃料レベルの測定値が不正確になったり、場合によっては燃料レベルの測定値がタンクが実際に空のときに満タンであることを示します。
警告： 燃料レベル調整ユニットを取り付ける際には、細心の注意を払うことが非常に重要です。たとえば、可動アームの損傷、たとえばアームのほとんど目立たない曲げや変形は、燃料レベルの読み取り値を大幅に不正確にする可能性があります。
ステップ6
上記の修復手順を完了してもコードが続く場合は、断続的な障害が存在している可能性があります。ただし、断続的な障害は、多くの場合、検出と修復に非常に困難で時間がかかる場合があり、極端な場合、正確な診断と最終的な修復を行う前に、障害をかなり悪化させる必要があることに注意してください。